院長コラム|福岡市博多区内科・糖尿病内科 | 山本診療所|page3

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院長コラム

医師よ直感をもっと大切にしようではないか

新しい年2018年が始まりました。 近年のEBM(Evidence -based medicine)の流行で、再現性すら明らかでない、真の科学とは言えない大規模臨床試験の結果が最も重要であるかのような幻想が医学の世界に蔓 […]

我が師を語る 和田敬先生

和田敬先生は, 私の臨床心臓病学の師です。残念ながら昨年12月に89歳で他界されました。 和田敬先生は、昭和25年、戦後間もないころ渡米され、ジャップと言われながらも苦労の末、全盛期の米国臨床医学を徹底的に学ばれています […]

食後高血糖が動脈硬化を引き起こすという仮説には疑問がある

食後高血糖が動脈硬化を引き起こすという仮説が10年以上前より宣伝されています。最近は高血糖スパイクという恐怖感を煽るような表現まで使われるようになりました。しかしながら、臨床的にはこの仮説を支持するような決定的研究はいま […]

生命の本質は電子の流れである

人体をミクロの世界へ分析していくと、組織から細胞、そして分子、更に原子、極めれば電子の集合体としてとらえることができます。 生命とは電子の流れであり、健康であるということは電子の流れが、電子交換が調和を保っているというこ […]

EBMは真の科学ではない エビデンス

EBM(Evidence-based medicine)ではさかんに「エビデンス(Evidence)」という言葉を使います。日本語に訳せば「証拠」ということになります。この言葉は本来は法律用語であり科学用語ではないのです […]

メトホルミン療法は生化学的運動療法である

AMPキナーゼ(adenosine mono phosphate kinase)という酵素があります。運動によってもこのAMPキナーゼは活性化されますが、メトホルミンもAMPキナーゼを活性化させることが知られています。そ […]

なぜメトホルミンを使わないのだ

メトホルミンは約60年前にガレガソウという植物からフランスで開発され、過去約20年間欧米では糖尿病の診断がついた時点から開始すべき2型糖尿病の第一選択薬とされています。米国の糖尿病合併症が過去20年間に半減したという報告 […]

ピオグリタゾンは2型糖尿病治療の分水嶺である

ピオグリタゾンは日本だけが約17年前に奇跡的に作ることができたインスリン抵抗性改善薬です。Insulin sensitizer(インスリン感受性改善薬)として実質上は世界で唯一の薬剤です。2型糖尿病の病態(インスリン抵抗 […]

ビタミンC欠乏は動脈硬化を引き起こす

1953年にカナダの内科医Willisが、モルモットを使った動物実験でビタミンC欠乏が動脈硬化を引き起こすことを発表しています。Willis先生は晩年、優れた内科医として日本でも有名になられた方です。 其の後も多くの研究 […]

オスラー博士の教え

「医学の難しさは、人間が一様でなく、さまざまな病像を示すことにある。」 人間が内も外も同じ鋳型で造られていて、顔の造作ばかりか、体質、刺激に対する反応までもが仲間の人間と違わないとしたら、医学はとうの昔に確固たる原理を築 […]